ピアノで弾く「きらきら星」初心者向け簡単コードアレンジ
カテゴリー
レベル
ジャンル

ピアノで弾く「きらきら星」初心者向け簡単コードアレンジ

コードを知ると、演奏がどんどん面白くなります。
今回は、名曲「きらきら星」で色々なコード進行を試してみましょう!
自分だけのオリジナル進行も見つかるかも…!?しれません。

STEP:1 コードで楽しむ「きらきら星」〜はじめの一歩〜

フランスのシャンソンが元となったといわれている「きらきら星」。

さらっと口ずさめたり、モーツァルトの作品にも取り入れられていたりと、世界中で親しまれている楽曲ですよね。 

ただ、「メロディは弾けるのに…コードが…」という方も多いはず!

そこで今回は、こちらの画像&動画にあります《ハ長調のコード》を使って「きらきら星」を演奏してみましょう!

コードで楽しむ「きらきら星」〜はじめの一歩〜

STEP:2 「きらきら星」を【C】だけで弾いてみましょう。

まず最初は、ドとミとソで完成する「C(Ⅰ)」の和音を押さえてみましょう。

Cは明るい響きのするコードで、きらきら輝くこの曲のイメージにぴったり!
実は、このCだけを「きらきら星」に合わせても、なかなか良い雰囲気になるんです。

Cを押さえることに慣れてきたら、タイミングよくメロディと合わせる練習をするのもおすすめですよ。

また、Cを「ミ・ソ・ド」または「ソ・ド・ミ」と押さえてもOKです!
このように構成音をくるっとさせた"転回形"については、他のコードも同様です。

STEP:3 「きらきら星」を【C・G】で弾いてみましょう。

Cだけの「きらきら星」、いかがでしたか?
少しものたりない?…ではでは、「G(Ⅴ)」のコードを足してみましょう。

Gはソとシとレの3音で完成するコードです。こちらも明るい響きなので、「きらきら星」のきらきら度が増します!

難易度も増しますが、メロディラインを目印に、じっくり丁寧に練習するといいですよ。

STEP:4 【C・F・G】3コードで弾いてみましょう。

さらにコードを増やします。
ハ長調ではⅣ番目のコードとなる「F」を足してみましょう。


Fコードは、ファ・ラ・ドが構成音となっています。こちらも押さえてみると明るい響きがしますね。

では、動画をご覧ください。
…どうでしょう…?「きらきら星」っぽくなったと思いませんか?

C・F・Gの3つのコードが揃うと、きらきら度だけでなく曲全体の安定感も増し、原曲にも近づきます。

STEP:5 【F】を【Dm】に変身させてみましょう。

ここからは、ちょっと応用編!

「C・F・G」の3コードでも十分きれいな響きになる「きらきら星」ですが、もう少しだけ遊んでみましょう。

前のステップで登場したFの代わりに、ときどきDm(ディーマイナー)を使ってみてください。

Dm(Ⅱm)はレ・ファ・ラの3音でできたマイナーコード。その響きは、Fよりも少しせつなく、曲に深みを加えてくれます。

STEP.4のFをすべてDmにしてもOKですが、「ときどき差し替える」くらいが粋な味わいです。
動画で雰囲気をチェックしてみましょう!

STEP:6 さらに”せつなさ”プラス…!【Em】を入れてみましょう。

Dmを入れると、マイナー要素が加わり、より曲に深みが出ましたね。

ではさらに…、Em(イーマイナー)を足してみましょう!

Em(Ⅲm)の構成音はミ・ソ・シです。

DmとEm、2つのマイナーコードが「きらきら星」に加わることによって、よりストーリー性が増すことを動画でご確認いただけたらと思います。


STEP:7 【4561】で弾いてみましょう。

幻想的な世界観をもつ4561進行(Ⅳ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅰ)も「きらきら星」に合わせてみましょう。

ハ長調では、F→G→Am→Cが4561に当たります。この進行にのる「きらきら星」は、異世界情緒漂うファンタジーな響きになります。

ここで今回初めて登場したのは、構成音ラ・ド・ミのAm(エーマイナー、Ⅵm)。
この4つのコードの中では唯一のマイナーコードです。
4561を起承転結に例えるならば「転」に当たり、雰囲気をがらっと変えるとても重要な役割を担っています。

STEP:8 下降してみましょう。

今度はなんと…、冒頭のステップでご覧いただいた7つのコードすべてを「きらきら星」に当てはめちゃいます!

Cのコードを筆頭に、タイミングを合わせてひとつずつ横へ横へ…ズラしていくように弾きます。
7つものコードを使いますが、慣れるととても楽しい進行です。

ただ、響きを大切にするため、途中にDm→G→Cとコードを押さえるところがあります。
そこではズラしが効かないため、少々スリルを味わえます!

STEP:9 コードで広がる「きらきら星」の世界。

ハ長調のコードを使って、ここまでいろいろな「きらきら星」を試してきました。
同じメロディでも、コードを入れ替えるだけで曲の印象がぐっと変わる…それがコードの面白さですね。

今回ご紹介した進行以外にも、「このコード、ここに合うんじゃ…!」という出会いがあるかもしれません。いえ、きっとあります。

そんなひらめきで、よりカラフルな「きらきら星」を誕生させていただけたらと思います!

コメント0件